
こんにちは!今やInstagramやX(旧Twitter)、YouTubeなどのSNSは高い人気を誇り、不動産業界でもSNSの集客効果が注目されています!最近、SNSでの集客が不動産業界において重要とされ、マーケティングやネットでの成功事例が多く報告されていますが、実際のところその効果はどうなのでしょうか?
SNSは今や多くの人が利用しているコミュニケーションツールですが、実は不動産会社にとっても強力な宣伝・集客手段なんです。たとえばInstagramなら無料で情報発信できて拡散力も高く、写真や動画で視覚的にアピールできるので、チラシやポータルサイトでは届きにくい潜在顧客にもリーチできます。つまり、うまく使えば広告費ゼロでたくさんの人に物件情報や会社の魅力を知ってもらえるチャンスが広がるんです。
しかし、実際に始めようとすると『SNS運用って具体的にどうするの?』と、初心者はSNSの始め方や運用方法に悩むことが多いです。そこで本記事では、不動産業界向けのSNSマーケティングと成功事例を踏まえながら、SNS運用のポイントや成功のコツを分かりやすく解説します。さあ、一緒に自社のSNS活用テクニックを学び、InstagramやYouTubeを駆使して、集客を成功へと導きましょう!

SNSの種類と特徴
まずは主要なSNSそれぞれの特徴を知り、自分たちに合ったものを選びましょう。プラットフォームごとにユーザー層や得意な発信内容が異なるので、それを理解すると戦略も立てやすくなります
- Instagram(インスタグラム):
写真・動画に特化したSNSです。利用者は10〜30代が多く、特に女性に人気です。
物件の外観やインテリアを画像で分かりやすく紹介でき、「インスタ映え」するおしゃれな写真やリール動画で投稿が拡散されやすい特徴があります。
不動産目線ではハッシュタグや位置情報で地域や物件タイプごとにアピールできるのも強みです。
- X(旧Twitter):
短文の情報発信がメインですが、画像や動画も添付できます。ユーザーは10〜30代中心で男女問わず幅広い層が利用しています。
投稿が「バズる」と一気に拡散し、数万件の「いいね」やリポスト(拡散)を獲得することもあります。
フォロワーが少なくても話題性のあるツイート一つで一夜にして注目される可能性があり、リアルタイムな情報発信やユニークな企画で勝負できるのが特徴です。
- YouTube(ユーチューブ):
動画プラットフォームで、幅広い年齢層に利用されています。
文章や写真では伝えにくい物件の魅力も、動画なら内覧ツアーのように臨場感たっぷりに伝えられ、不動産業界との相性も良いと言えるでしょう。
近年は不動産関連でも物件紹介のルームツアー動画が人気で、まるで実際に内見している気分になれるため、遠方の顧客にも具体的なイメージを持ってもらいやすいです。また企業のブランディング動画や施策紹介にも活用できます。
- TikTok(ティックトック):
ごく短い(数秒〜1分程度)の縦型動画に特化したSNSで、利用者は10代〜20代の若年層が中心です。次々と動画が流れてくる気軽さからユーザーの視聴時間が長く、人気動画は爆発的に拡散される高いバズ効果があります。
短時間でインパクトを与える必要があるため、物件の魅力を端的に伝えるクリエイティブな工夫が求められます。
若いファミリー向け物件やデザイン性の高い物件など、動画映えする内容であれば大きな集客効果が期待できます。
それぞれのSNSの特徴を踏まえて、自社のターゲット層が多く利用している媒体を選ぶのがポイントです。「全部やらなきゃ…」と最初から無理に手広く手を出す必要はありません。まずはひとつ、相性の良さそうなSNSから始めてみるといいですよ。
成功するSNS運用のコツ
では、不動産会社がSNS運用を成功させるためのコツを見ていきましょう。初心者の方でも押さえておきたいポイントは次の4つです。
- ターゲットを明確に設定する:
やみくもに投稿を始める前に、まず「誰に情報を届けたいのか」を明確にし、ターゲット設定と不動産マーケティングの成功事例を参考に、集客広告の運用方法を検討しましょう。
例えば、若い単身者向け物件が得意な不動産会社の場合は、20〜30代の層を狙いつつ、子育て世代に加えて、相続や投資に関心がある顧客向けの売買・賃貸企画を展開する方法もおすすめです。ターゲットが明確になれば、その層に人気のSNSやネット広告を活用し、Instagram、X(旧Twitter)、YouTube、TikTokなどの多彩なアカウントで、集客につながる動画や記事のカテゴリーを効率的に運用する方法が見出せます。
「若者におしゃれなデザイナーズマンションを見てほしい!」ならInstagram、「経営者層にアピールしたい」ならFacebookなど、ターゲットと媒体のユーザー層をマッチさせることが大事です。
投稿内容を工夫して魅力的にする:
フォロワーに向けて、SNSのマーケティング力を高めるため、有益で興味を惹くコンテンツの活用を心がけましょう。物件情報ばかりでなく、役立つ豆知識(街の治安情報や引っ越しのコツなど)やスタッフの日常、地域のイベント紹介などバリエーションを持たせると飽きさせません。
特に潜在顧客にリーチするには、ただ内見予約を求めるのではなく、SNSを利用してターゲット向けに巧妙な広告とアプローチを行い、「このアカウント面白いな」と思わせフォローしてもらうことが先決です。ターゲットが関心を持ちそうなテーマを選び、不動産のプロが提案するかたちの動画やインスタ投稿、キャンペーンを取り入れることで、毎日見たくなる投稿制作を目指しましょう。
反響を急がず、まずはファンを増やす感覚で発信すると結果的に集客につながります。
- 写真・動画を活用して物件の魅力アップ:
文章だけでなく、積極的に写真や動画を使って視覚に訴えましょう。百聞は一見にしかず、です。
不動産は実物の雰囲気が大事なので、画像や動画を載せることで伝わる情報量が格段に増えます。例えばリフォーム済みの綺麗なキッチンや、おしゃれな家具を配置したリビングの写真があると「ここに住んでみたい!」とユーザーが感じやすくなりますよね。文章では伝えきれない不動産の魅力もビジュアルなら一目瞭然なので、ぜひカメラやスマホで積極的に撮影して発信してみてください。
最近はスマホ向けの画像編集アプリや動画編集アプリも充実しているので、簡単な加工で見栄えを良くするのも効果的です。
- フォロワーとの交流を大切にする:
SNSは双方向のコミュニケーションができるのが強みです。一方的に投稿するだけでなく、不動産に関する魅力的な記事や動画を発信し、フォロワーからコメントやメッセージが来たらできる範囲で返信したり「いいね」を付けたりしましょう。
質問には丁寧に答え、必要に応じてDMでやりとりすることで信頼感が生まれます。ライブ配信機能があれば物件内覧会をライブで開催し、視聴者からの質問にリアルタイムで答えると盛り上がります。こうした交流によってフォロワーとの距離が縮まり、ファンになってもらうことができます。
フォロワーが増えるほど投稿の拡散力も上がりますから、人と人とのつながりを大事に運用してみてくださいね。

実践!SNS運用のステップ
具体的に何をすればいいの?と感じる方のために、初心者向けSNS運用の基本ステップを4つに分けて紹介します。順番に実践していけば、無理なく運用をスタートできますよ。
- SNSアカウントを開設・初期設定する
まずは使いたいSNSで公式アカウントを作成します。会社名やサービス名でアカウント名を登録し、プロフィール(自己紹介文)には事業内容やエリア、連絡先URLなどを明記しましょう。
プロフィール写真は会社のロゴや店舗外観など親しみやすく信用できるものにします。電話やメールと同じく新しい窓口を作るイメージで、営業時間や対応ポリシーを書いておくのも親切です。
準備が整ったら、まずは最初の投稿をしてみましょう。簡単な挨拶や自己紹介の投稿でOKです。「はじめまして!○○エリアの不動産会社です。これから物件情報や街ネタを発信していきます!」といった感じでスタートしてみてください。 - 投稿の計画を立てる
アカウントを開設したら、行き当たりばったりではなく投稿計画(スケジュール)を考えましょう。週に何回投稿するか、どんな内容をいつ発信するかをあらかじめ決めておくと運用が楽になります。理想を言えば毎日1回以上の投稿がおすすめです。難しければ週3回など無理のない頻度からでも構いませんが、長期間放置はフォロワー離れの原因になるので避けましょう。
曜日ごとにテーマを決めるのも手です(例:「月曜は物件紹介」「水曜は街ネタ」「金曜はスタッフの日常」)。あらかじめ一週間〜一ヶ月分のネタをリストアップしておけば、「今日何書こう…」と悩まずに済みます。
計画的な投稿で継続的に情報発信していきましょう。 - 魅力的なコンテンツを作成する
計画に沿って実際のコンテンツを作っていきます。物件紹介の投稿なら、綺麗な写真とともに物件のアピールポイントを短くキャッチーな文章で伝えます。文章は難しすぎず会話調でOKです。「陽当たりポカポカのリビングです☀️」など、読む人が想像しやすく親しみやすい言葉を選びましょう。
写真は明るさや構図を工夫して、スマホでもできる範囲で見映え良く撮影します。動画の場合は長さや画角に注意しつつ、物件内を案内するように撮ってみましょう。
ハッシュタグも忘れずに!InstagramやX(旧Twitter)では関連キーワードのハッシュタグを付けると、検索やおすすめ経由で投稿が見られやすくなります。「#○○市」「#築浅マンション」「#リノベーション物件」などターゲットが検索しそうなタグを入れて露出を増やしましょう。
コンテンツのクオリティが低いと逆効果なので、焦らず丁寧に作ることが大切です。最初は試行錯誤ですが、反応を見ながら少しずつブラッシュアップしていけば大丈夫です。 - フォロワー獲得&エンゲージメント施策を実行する
コンテンツの投稿に慣れてきたら、フォロワーを増やす工夫もしてみましょう。
まず基本は地道に良い投稿を続けることですが、プラスアルファの施策としてキャンペーンの実施がおすすめです。例えば「この投稿をリポスト(シェア)&フォローで○○が当たる!」といった企画は、多くの人に拡散してもらえるので効果的です。実際に不動産会社アカウントでも、クイズに答えて当たるプレゼント企画などでフォロワーを増やしている例があります。
また、影響力のあるインフルエンサーとコラボする方法もあります。住宅系YouTuberや地元で人気のTikTokerに物件紹介をお願いすれば、そのファン層にリーチできます。他にも、自社スタッフのプライベートアカウントからシェアしてもらったり、関連業者とお互いにフォローし合ったりと身近なところから少しずつ認知を広げましょう。
必要に応じてSNS広告(有料投稿)を試すのも手です。少額から地域や属性を絞って出稿できるので、予算と相談しながら活用してみてください。
よくある失敗と対策
SNS運用には成功のコツがある一方で、初心者が陥りがちな失敗パターンも存在します。ここでは“不動産SNSあるある”な失敗例を4つ挙げて、その対策や予防策をお伝えします。
- 投稿頻度が不適切(少なすぎ・多すぎ):
張り切って始めたものの、投稿が月に1回では少なすぎてフォロワーのタイムラインに埋もれてしまいます。逆に一日に何十件も投稿するとスパムっぽく見えて敬遠されることも。
対策としては先ほど触れた計画に基づき、コンスタントな頻度で投稿することです。理想は毎日ですが難しければ週数回でも構いません。一定のリズムで更新があるとユーザーも安心してフォローできます。
また、「ネタがなくて書けない…」というときは無理に投稿しなくてもOKです。質の低い投稿よりはお休みして次に備えましょう。 - 炎上リスクへの無防備:
SNSの怖いところは、一度悪い評判が立つと一気に拡散(バズ)してしまう点です。
例えば事実と異なる情報をうっかり投稿したり、顧客のプライバシーに関わる内容を漏らしてしまったりすると、批判コメントが殺到して炎上につながる可能性があります。実際に過去には、芸能人夫婦の来店情報をスタッフがSNSに書き込んで大炎上した不動産会社の事例もありました…。
対策としては**「発信前に一呼吸」**を心がけ、投稿内容が公序良俗に反していないか、不動産広告のルールに違反していないかきちんとチェックすることです。また万一炎上しかけたときは投稿削除や謝罪対応を迅速に行い、それ以上火が広がらないようにしましょう。SNS監視ツールを使って自社に関する言及をモニタリングしておくのも有効です。 - ターゲットのズレ:
発信内容がフォロワーの興味とズレていると、せっかく運用しても効果が半減します。
例えば高齢者向け住宅を扱っているのに若者ばかりのTikTokばかり運用していてはミスマッチですよね。この失敗は最初のターゲット設定や媒体選びの段階で起こりがちです。対策として、常に「誰に届けたい情報か」を意識することが重要です。反応がいまいちならフォロワーの属性を分析してみましょう。
投稿へのリアクションやコメントから「自社が想定していた客層と違う人たちが見ている?」と気づくかもしれません。その場合は軌道修正して、ターゲット層が多いSNSに注力するか投稿内容の方向性を見直してみてください。
SNS運用開始後も定期的にユーザー層をチェックし、的外れになっていないか確認することが大切です。 - 成果を急ぎすぎて挫折:
SNSは魔法の集客装置ではありません。開設してすぐにお客様から問い合わせがジャンジャン来る…というものではないので、短期間で結果が出なくても落ち込まないでくださいね。
よくあるのが、最初の数週間で効果が見えず「意味ないじゃん」と更新を止めてしまうパターンです。非常にもったいない!SNS集客の効果はじわじわ現れるものと割り切りましょう。対策はズバリ、長期的な視点を持つことです。フォロワー数ゼロからのスタートなら、半年〜1年かけて地道に育てていくくらいの気持ちでちょうど良いでしょう。幸いSNS運用そのものは無料ですし、最初は反応が薄くても続けることで信頼が積み重なり、ある日を境にお問い合わせが増えるケースもあります。成果を焦らず、コツコツとファンとの関係構築に努めていきましょう。
成功事例の紹介
- goodroom(Instagram)
デザイナーズ賃貸やリノベーション物件を扱う不動産情報サイト「goodroom」は、Instagram運用の成功例としてよく名前が挙がります。goodroomで運用するアカウントは大きいものが2つありますが、特に賃貸物件を掲載しているアカウント(@goodroom_jp)のフォロワー数は2025年3月現在で約16万人と大人気で、おしゃれで目を引く物件写真の投稿が特徴です。
単に写真を載せるだけでなく間取り図や詳しい解説文も添えているため、物件の実際の様子をイメージしやすい工夫が光ります。さらに短い動画のリール機能でルームツアーを定期的に配信し、写真では伝えきれない臨場感を提供しています。「部屋探しって楽しい!」と思わせるような発信でファンを掴んでいる好例でしょう。
- SUUMO(X(旧Twitter))
リクルート社が運営する住宅情報サイト「SUUMO」は、X(旧Twitter)公式アカウントのユニークさで成功しています。フォロワーは約11.5万人にのぼり、あの緑色の宇宙人マスコット「SUUMO」がまるで中の人として喋っているかのようなキャラクター運用が人気です。
物件情報や自社CMの告知だけでなく、不動産とまったく関係ない何気ない日常のつぶやきや可愛いイラスト投稿も多く、ゆるい世界観に癒されて思わずフォローしてしまう人が続出。結果的に「SUUMO」の認知度・好感度アップにつながり、グッズ販売まで行われるほどのファンコミュニティを築いています。
情報発信だけでなくブランドイメージ向上の成功例として面白い取り組みですね。
- パルコホーム(TikTok)
岩手発祥のハウスメーカー「パルコホーム」は若い子育て世代をターゲットに、TikTokを活用した集客に力を入れています。TikTokの若年ユーザー層になじむよう、20〜30秒程度の軽快なルームツアー動画を積極的に投稿し、「マイホームを建てたらこんな生活が待っているよ!」というワクワク感を演出しています。
実際に家の玄関から室内を歩いて紹介する動画は、短時間でも臨場感があり内見気分を味わえると好評です。さらにTikTokで興味を持った人を自社のYouTubeチャンネルに誘導し、より詳しい動画を見てもらう導線づくりもうまくいっています。
複数SNSを連携させてフォロワーを増やし、地方の住宅メーカーながら全国から注目を集めている成功事例です。

まとめ
いかがでしたか?SNS運用は難しそうに感じるかもしれませんが、ポイントを押さえれば不動産業界でも十分に集客に活かせることがお分かりいただけたと思います。
SNSは基本無料で始められて拡散力も高く、写真や動画で魅力を直感的に伝えられる便利なツールです。もちろん炎上などのリスクには注意が必要ですが、正しく運用すれば大きな武器になります。大切なのは短期的な結果を求めすぎず、長期的な視点でコツコツ続けること。
最初はフォロワーが少なくても落ち込まずに、役立つ情報発信を積み重ねていきましょう。半年後・一年後に振り返ったとき、「SNSで問い合わせが増えた!」「会社のファンが確実に増えている!」と実感できるはずです。
まずは出来る範囲からで大丈夫。InstagramでもX(旧Twitter)でも、一投稿からすべてが始まります。難しく考えすぎず、楽しみながらSNS運用を始めてみてくださいね。「継続は力なり」です! あなたの不動産ビジネスにSNSという強力な味方を取り入れて、集客アップにつなげていきましょう。応援しています!