不動産会社のInstagramプロフィール完全ガイド|フォロワー・問い合わせを増やす書き方と成功事例

「投稿はがんばっているのに、フォロワーが増えない」「いいね数や保存数はあるのに、問い合わせにつながらない」──そんな悩みを感じている不動産会社のSNS担当者は多いのではないでしょうか。原因のひとつとして見落とされがちなのが、Instagramプロフィールの最適化です。

プロフィールは、アカウントの“玄関口”であり、訪問者がアクションを起こすかどうかを決める重要な要素です。第一印象で「信頼できそう」「自分に合ってる」と思ってもらえなければ、せっかく投稿を見てもらってもそのまま離脱されてしまいます。

本記事では、Instagramプロフィールの構成や書き方の基本から、不動産業界に特化した成功事例までを徹底解説。「問い合わせにつながるアカウントに変えたい」と考えるSNS担当者の方は、ぜひ参考にしてください。


1 Instagramプロフィールが果たす3つの役割

①アカウントの「第一印象」を与える

ユーザーは、投稿からプロフィールにアクセスして数秒で「フォローするか」「信頼できそうか」を判断します。プロフィールが魅力的でなければ、そのまま離脱されてしまいます。

②信頼感を形成する

企業名、活動地域、実績、提供サービスを明確にすることで「この会社なら安心できそう」と感じてもらえます。特に住宅や不動産といった高単価商材では、プロフィール文の一文が大きな差を生みます。

③問い合わせ導線として機能する

プロフィール欄にリンクやLINE誘導を適切に設置することで、Webサイトや問い合わせフォームへの遷移率を上げることができます。つまり、プロフィールは“コンバージョンの入口”にもなるのです。


2. Instagramプロフィールの構成と書き方のポイント

2-1. Instagramプロフィールの役割

Instagramプロフィールは、アカウントの“第一印象”を決定づける重要なエリアです。訪問者に「信頼できそう」「この会社に問い合わせてみたい」と感じさせるためには、構成要素一つひとつに意味を持たせる必要があります。以下に、プロフィールを構成する主要要素とその最適化ポイントを解説します。

①プロフィール写真

アカウントの“顔”となる部分です。不動産会社の場合は、企業ロゴや店舗外観など、会社やブランドを象徴する画像を使用しましょう。スマホ画面で小さく表示されても判別できる、明るく視認性の高いデザインが理想です。

②アカウント名(太字で表示)

Instagramの検索対象となる箇所です。「株式会社〇〇」だけでは、何をしている会社なのかが伝わりません。

改善例:

 × 株式会社〇〇

 ○ 株式会社スマイル不動産|横浜の新築戸建専門

→「会社名+地域名+専門領域(賃貸/売買など)」のように、検索キーワードを含めた表現を使うことで、発見されやすくなります。

③ユーザーネーム(@ID)

アカウントURLにもなるユーザーIDは、できるだけ短く・覚えやすく・検索しやすくが基本です。

例:

  • @〇〇_realestate
  • @〇〇_home
  • @tokyo_kodate

→ ブランド名や地域名を含めて、パッと見で何を扱っているか分かるIDにしましょう。

④プロフィール文(最大150文字)

限られた文字数の中で、「誰に・何を・どんな強みで」提供しているのかを端的かつ視認性高く伝える必要があります。

おすすめは、箇条書き+絵文字+改行の組み合わせです。

例文:

🏠 新築戸建と土地探し専門

📍 横浜市の地域密着型不動産

💬 LINEで気軽にお部屋探し!

→ 上記のように、視線が止まりやすい絵文字や改行を活用して、読みやすく・覚えやすく・伝わりやすく設計することが大切です。

⑤外部リンク(最大5つ)

Instagramプロフィールには1つのリンク枠しかありませんが、lit.linkなどの無料リンクツールを使えば、複数リンクを一元化して表示できます。

リンクに貼るべき内容(例):

  • 🔍 物件検索ページ
  • 📅 内見・来店予約フォーム
  • 💬 LINE公式アカウント
  • 🏢 会社ホームページ
  • 📝 会社ブログ・施工事例記事

CTA文の例:

▼詳しくはリンクからチェック!

▶今すぐLINEで相談する!

→ リンクの前後に行動喚起の一言(CTA)を添えることで、クリック率・問い合わせ率の向上につながります。

⑥カテゴリ

Instagramビジネスアカウントでは、業種を「不動産業」や「住宅関連サービス」などから選んで表示することができます。

→ ユーザーが一目で業種を理解できるよう、適切なカテゴリを選択しておきましょう(非表示設定も可能です)。

⑦連絡先(電話・メール・住所)

ビジネスアカウントでは、電話番号・メールアドレス・所在地をプロフィールに直接表示することができます。

→ プロフィール文には「お気軽にDM・LINE・お電話ください」と書き、実際の連絡先はボタン表示にすることで導線を明確にできます。

⑧ストーリーズハイライト

プロフィール画面上部に表示される「ハイライト」は、訪問者にとってのナビゲーション的役割を果たします。

活用例:

  • 🏠 物件紹介
  • 📸 施工事例
  • 👩‍💼 スタッフ紹介
  • ❓ よくある質問(Q&A)
  • 📍 アクセス方法・地図

→ カテゴリ別に整理+分かりやすいカバー画像を設定し、初訪問者でも迷わず情報を得られる構成にしましょう。

2-2 フォロー・信頼・クリックを生むプロフィールの書き方

効果的なInstagramプロフィールには、共通した工夫があります。

・改行と絵文字で視認性アップ

3〜5行程度に分け、情報ごとに絵文字で整理。ユーザーが一瞬で内容を理解できる構成にしましょう。

例:

🏠 賃貸・売買どちらもOK!

📍〇〇市・〇〇市に特化

📲 LINEで内見予約できます!

・実績・強みを数字で伝える

「創業30年」「取り扱い物件数5000件以上」「SUUMO掲載物件率95%」など、定量的な信頼性を打ち出すことが重要です。

・独自性・世界観を短い言葉で表現

「物件のセレクトショップ」「暮らしにこだわる人の家探し」など、タグライン的な言葉をプロフィール冒頭や名前欄に置くと、ブランディングにも効果的です。

・CTAを添える

「🔻物件一覧はリンクから」「▶LINEで気軽にご相談ください」など、行動を促す一言を入れましょう。リンクをクリックしてもらうためには、明確な指示が不可欠です。


3 不動産・住宅系Instagramアカウントの成功事例

▷事例①:your_room_is_good(@your_room_is_good

プロフィール文抜粋:

🏠 お部屋作りに役立つ情報を配信中!

✨ フォローするとインテリアのセンスが上がるかも

📔 YouTubeでもお部屋を紹介してます!

💡 タグ付けでみんなのお部屋をご紹介します

ポイント:

  • 写真映えと“暮らしのリアル”を掛け合わせた人気アカウント
  • 統一感のあるプロフィールと投稿で多くのフォロワーを獲得
  • lit.linkを活用し、YouTubeやブログ、応募フォームなど複数の導線をスマートに整理
  • 参考にすることで、住宅ブランドや施工会社の事例投稿にも応用可能

▷事例②:住友不動産の注文住宅(@sumifu_jurban

プロフィール文抜粋:

💡住友不動産グループの総合力で叶える「あなただけの理想の住まい」

🏆 グッドデザイン賞 多数受賞

🏡高級マンション仕様 オリジナル住宅設備

ポイント:

  • 自由設計・高性能・デザイン性の高さを明確に訴求
  • プロフィール文に強みを端的に盛り込んでおり、住宅検討層に響く内容構成
  • リンクでは「来場予約」「資料請求」「公式ホームページ」など導線を提示
  • 投稿は実例写真・こだわりポイント・構造説明など、住友不動産の“安心感と品格”を体現した世界観
  • 企業アカウントながらもトンマナが整っており、ブランドイメージの強化に成功している

▷事例③:SUUMO(@suumo_official

プロフィール文抜粋:

🏡 暮らしに役立つハウツー

🏡 家探しのノウハウ

🏡 理想のMY HOME事例

🏡 新しい未来の暮らし提案

ポイント:

  • プロフィール文では、対象となるカテゴリを網羅的に記載し、「住まい探しの総合窓口」としての立ち位置を明示
  • リンクでは「住まいのお役立ち記事」「相談窓口」「売却ガイド」など、ユーザーのニーズに合わせた複数導線を用意
  • 投稿では、便利グッズ紹介やアーティストへのインタビューを扱い、幅広い層から支持されている
  • ブランドキャラクター(スーモ)の親しみやすさと、実用的情報発信のバランスが個性的である。

4 プロフィール改善で得られる具体的な成果

プロフィールを改善した結果、以下のような成果につながった事例が多数報告されています。

  • フォロー率:平均4% → 10%以上へ
  • リンククリック数:週平均50 → 200に
  • 問い合わせDM:月5件 → 20件超に増加

改善前後で大きく変わったのは以下のポイントです。

Before

・会社名のみで地域や専門性が不明

・改行なしで読みづらい

・リンクに誘導がない

・実績・魅力が伝わらない

After

・「エリア特化型」「実績紹介」などが明確に

・絵文字と改行で視認性UP

・lit.linkで行動導線をまとめた

・「LINE相談受付中」などのCTAも配置


まとめ

Instagramプロフィールは、単なる“自己紹介”ではなく、「信頼され、フォローされ、問い合わせにつながる」営業ツールです。不動産業界においては、地域性・専門性・信頼性・導線設計が勝負のカギになります。

ぜひ今回ご紹介した構成・事例・改善ポイントを参考に、自社のプロフィールを見直してみてください。プロフィールは、改善したその日から“数字”に反映されます。今この瞬間から、“選ばれるアカウント”への第一歩を踏み出しましょう。